大正2年(1574年)キリシタン大名として知られる高山右近の父・飛騨守(ひだのかみ)が建築した天主教会堂や神学校が建てられていた場所です。宣教師ルイス・フロイスの記録によれば、大きな木造の教会堂と宣教師の宿舎を備え、池のある美しい庭園の一角には大十字架が建てられていたといわれています。高槻ではこの地を拠点にキリスト教が広まったとされ、発掘調査では隣接していたキリシタン墓地が厚さ2mに及ぶ盛土の下から発見されています。棺(ひつぎ)の蓋板に墨書された二支十字(にしじゅうじ)や木製のロザリオは、発掘資料としては日本最古の貴重なもので「しろあと歴史館」で展示しています。
住所 | 高槻市大手町3-46(高槻商工会議所前) |
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アクセス | 阪急高槻市駅から徒歩10分 |