このブルーベリーを使ったクラフトサケが昨年から登場しています。
クラフトサケとは、米を原料として清酒の製造技術をベースにフルーツやハーブなどを加えて造る新ジャンルの日本酒。かつて酒どころとして知られた高槻にクラフトサケの醸造所を構えた「足立農醸」が、ブルーベリー農園とコラボすることで生まれました。
(写真提供:高槻市)
現在も2つの清酒蔵がある富田のきれいな水を使って、高槻産のキヌヒカリとブルーベリーで醸したクラフトサケの名前は「MIYOI Craft -Blueberry-」。きれいな色とさっぱりした爽やかな味わいの微発泡酒です。今年はハーブを使って仕込むのだそう。足立農醸が造る高槻発のクラフトサケは、ユニークなものがたくさん。富田団地にあるバー兼醸造所か、ネットで手に入ります。
第1号酒の「MIYOI Craft -Blueberry-」(写真提供:高槻市)
最近、市内で目にする機会が増えたフルーツといえば、レモンかもしれません。高槻産のレモンは今からがシーズン。春ごろまで出回ります。スイーツに使われていることが多いのですが、クラフトビールにも。富田に出来たマイクロブルワリー「BEER BASE TAKATSUKI」の「TAKATSUKI FIRST STAR」は、高槻産の米とレモンを使ったクラフトビールです。
高槻産レモンのビールはもうひとつ、高槻の清水地域産ブランド米粉「清水っ粉」を使った「清水っ粉レモンクラフトビールです。これを醸造しているのもBEER BASE TAKATSUKI。「清水っ粉レモンクラフトビール」は、米粉でビールを造る先を探していた清水っ粉の開発者の依頼を受けて試行錯誤の末に完成。その後、BEER BASE TAKATSUKIのオリジナル商品として「TAKATSUKI FIRST STAR」が生まれたそうです。
「TAKATSUKI FIRST STAR」はBEER BASE TAKATSUKIで手に入りますが、イベントに出店していることも。「清水っ粉レモンクラフトビール」もイベントでも販売がメインなので、チェックしてみては。

上/高槻産のレモンと米を使ったクラフトビール。米の甘みとレモンのやさしい香りがアクセント
下/左から「TAKATSUKI FIRST STAR」、「清水っ粉レモンクラフトビール」
(いずれも写真提供:高槻市)
フルーツを使った6次産業化商品もあります。高槻産のいちごを使ったドライフルーツで、いちご農家「寺田農園」からネットや直売所で販売されています。
6次産業化とは、生産者が自ら加工し、別の形の商品にして販売すること。高槻のいちごは通常、甘く熟したものを、収穫後すぐに地元で直販するため、出荷先が休みだと傷んでしまいます。そうした行き場のないものや形の悪いものを活用したこの商品は、完熟いちごの甘みと香りが凝縮されているのだそう。
高槻産のいちごは、阿武野地区で作られる露地いちごが特産品として有名ですが、「北摂いちご」としてハウス栽培を行う農家も増えています。
1~6月ごろに販売される「ドライいちご」(写真提供:高槻市)
フルーツそのものでもニュースが。この夏、高槻産バナナが初収穫でき、デビューを果たしました。名前は「福バナナ」。就労支援の利用者と一緒に作る「農福連携」のバナナです。今後は収穫体験ができる観光農園や、地元の料理人との商品開発も計画中だそうです。
農園のハウスで実るバナナ(写真提供:高槻市)
高槻グルメの幅を広げるフルーツたち。ぜひ新しいおいしさを試しに、高槻にお越しください。
高槻市広報誌「たかつきDAYS」11月号は、高槻産のフルーツクラフト特集
高槻市広報誌「たかつきDAYS」の巻頭特集は「高槻で暮らす日々の魅力」を紹介しています。
11月号は高槻産フルーツによる新しい“高槻メイド”がテーマ。人と人の想いがつながることで生まれた新しい高槻グルメの開発ストーリーを紹介します。

「たかつきDAYS」11月号はこちら
公式ページURL https://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/takatsukidays/162623.html









