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冬の風物詩「鵜殿(うどの)のヨシ原焼き」が3年ぶりに行われました。

高槻市の東部、道鵜町(どううちょう)の淀川河川敷(鵜殿(うどの)地区)には、湖、沼、河川などの湿地で見られるヨシ(葦)が草原のように群生しています。

淀川の下流域にはこうしたヨシの群生エリアが5つほどあるのですが、この鵜殿(うどの)地区は最も広い範囲で群生しており、古くから歴史にも登場します。(たとえば、平安時代の歌人・紀貫之の『土佐日記』には、貫之が土佐から帰京する際に「うどのといふところにとまる」という記述があり、一行が鵜殿に宿泊したことがうかがえます。)

夏の鵜殿のヨシ原。甲子園約18個分の広さがあり、淀川下流域では最大の面積を誇る。

現在、鵜殿のヨシ原は、淀川の自然環境が生み出す景観として「大阪みどりの百選」、「関西自然に親しむ風景100選」に選ばれるスポットとなっていますが、上写真のような夏の風景よりも、毎年2月頃に行われているヨシ原焼きの方がメディアに取り上げられることも多く、広く知られています。

今年は、コロナ禍の状況もあり、周辺の交通規制、現地の見学をご遠慮いただいた上で開催されることとなりましたが、無事2月13日(日)に行われました。

ヨシ原焼きは、ヨシ原の保全、害草・害虫の駆除などを目的に行われているもので、地元の鵜殿のヨシ原保存会及び上牧実行組合が実施しています。

冬の鵜殿のヨシ原。ヨシは直立するように茎を伸ばし、高さ2~3mまで成長します。野焼きをすることで、ヨシの生育環境を維持・保全しています。

ちなみに、ヨシは古くから人々の生活に用いられ、葦簀(よしず)、葭葺き屋根、家畜の餌、燃料など、さまざまに形を変えて使われましたが、近年は伝統的な用途では使用機会が減りました。(現在は、鵜殿をはじめとする淀川で群生するヨシを新しい形で活用しようと、ヨシの特性を活かした紙作りや糸作りも行われています。)

ただ、伝統的な用途として日本文化に携わるところで用いられています。それが、世界最古のオーケストラともいわれる雅楽(ががく)※で使われる管楽器「篳篥(ひちりき)」です。ヨシは篳篥のリード部分「蘆舌(ろぜつ)」で使われており、鵜殿(うどの)に生えるヨシは太く弾力性に富んでいることから、その良質なものが現在も宮内庁で演奏される篳篥にも用いられています。

※雅楽の管絃では、管楽器、絃楽器、打楽器の3種のさまざまな楽器を用いて合奏されるスタイルで、千年以上にわたって今に伝えられているため、世界最古のオーケストラと言われます。篳篥(ひちりき)は、主旋律を演奏する楽器のひとつです。

篳篥(ひちりき)の音色は、パッと思い出せる方も多くはないかと思いますが、神社で催される神楽などではよく演奏されるものですし、雅楽師では著名な東儀秀樹氏も篳篥奏者として活躍された方なので、YouTube等でその音色を聴くことができます。ご興味がございましたら、調べてみてくださいね。

鵜殿(うどの)のヨシ原

所在地:道鵜町淀川河川敷
アクセス:高槻市営バス JR高槻駅南、阪急高槻市駅、阪急上牧駅から「7A 上牧(かんまき)」または「12 鵜殿町」行き(乗車時間:約20分)「道鵜町」下車 徒歩5〜10分
※高槻市営バスの時刻表(JR高槻駅南阪急高槻市駅をご確認ください。

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