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学問の神様・菅原道真を祀る「上宮天満宮」には、全国でも珍しい通称「猫神社」と呼ばれる動物神社があります。

全国各地に「てんじんさん」と親しまれる天満宮や神社は数多くありますが(菅原道真を祀る神社は、1万2千社あるそうです)、高槻市にある「上宮天満宮(じょうぐうてんまんぐう)」は、大宰府に次いで2番目に古い天満宮とされています。

縁起によれば、菅原道真の霊を鎮めるため、993年(正暦4年)に九州・大宰府に赴いた天皇の使い(勅使)が京都への帰途、この地で急に牛車が動かなくなる異変に遭い、調べたところ菅原氏の祖先とされる野見宿弥(のみのすくね)ゆかりの地であることを知り、ここに道真を祀ったといいます。

現在JR高槻駅のある場所から石鳥居へつづく参道は、かつては松並木がつづき、「天神の馬場」と呼ばれ、戦国時代(1590年(天正18年))に羽柴秀吉が本陣をおいたところとされています。また、後に秀吉によって社殿が再興され 、江戸時代(1656年(明暦2年))に高槻城主・永井直清(ながいなおきよ)が拝殿や石鳥居を建てたといわれます。

残念ながら、本殿は1996年(平成8年)に焼失してしまいましたが、現在の本殿は、柱や壁、屋根に竹を使った全国で初めてという竹造りの本殿となっており、これから時間が経つと希少なものとしてより知られた存在になるかもしれません。(資材となった竹は、境内で育てられている竹林(孟子竹)が活用されています。)

本殿の手前(脇)にある石灯篭は鎌倉時代初期の作とみられ、国の重要美術品にも指定されています。

上宮天満宮は、地元の方々をはじめ、受験生やそのご家族に親しまれ、正月には多くの参拝客でにぎわう神社ですが、道真公の命日にあわせて毎年2月25日、26日に開催される「天神まつり」は、JR高槻駅から上宮天満宮までの参道に露店が並び、正月以上ににぎわいを見せます。何かとイベントの多い高槻ですが、古くからあるお祭りとあって、地元の方々にとっては冬の風物詩ともなっています。

昨年今年とコロナ禍のため開催できずにいますが、また状況が良くなり、開催できる日を願っています。

ところで、ここ数年、上宮天満宮は全国の猫好きに注目される神社としても知られるようになりました。というのも、境内には、全国でも珍しい猫が祀られた御社(おやしろ)があるからです。(本殿の裏にあります。)

猫だけでなく犬や小鳥など、私たち人間との生活に深く関わってきたすべてのペット、小動物を祀るための神社は全国でも珍しく、この「守護天神(動物神社)」はSNSや個人ブログなどを通じて人づてに知られるようになり、今では方々からお参りに来られているようです。

竹造りの本殿、守護天神となかなか他では見られない特徴のある「上宮天満宮」は、JR高槻駅からほど近い場所にあります。ご興味を持ってくださった方はもちろん、高槻に来られたときにはぜひお立ち寄りください。

上宮天満宮(じょうぐうてんまんぐう)

住所:高槻市天神町一丁目
電話番号:072-682-0025
アクセス:JR高槻駅北口から北へ徒歩約10分

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