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国指定重要文化財の毘沙門天立像、聖観音立像など、多くの寺宝を誇る天台がある「本山寺」。

本山寺(ほんざんじ)は、高槻北郊の山間部にあり、修験道の開祖とされる役小角(えんのおづぬ)が開山し、770年頃に桓武天皇の兄で光仁(こうにん)天皇の子、開成(かいじょう)皇子が創建したと伝えられている山岳寺院です。
※開山(かいさん)とは、寺院を創始することを指す仏教用語で、開山堂は、仏教寺院において開山の像を祀った堂のことをいいます。

高槻には、役小角、開成皇子ゆかりの寺院が複数あり、本山寺と関わりが深いのが、摂津峡にほど近い安岡寺(あんこうじ)と、本山寺への登山道中にある神峯山寺(かぶさんじ)。いずれも天台宗に属するお寺で、本山寺の山号は「北山」、安岡寺は「南山」、神峯山寺は「根本山」と称されていることもその関係性が表れています。

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本山寺の本尊は毘沙門天(びしゃもんてん)。平安時代後期作の木造毘沙門天立像(びしゃもんてんりゅうぞう)は、国の重要文化財に指定され、ふだんは見ることができないのですが、毎年、5月第2日曜、11月第2日曜の年に2回、御開帳が行われています。(今年の11月13日(日)は11:00~12:00の法要後、14時頃まで開帳される予定です。)

本山寺には、この毘沙門天立像のほか、平安時代前期作の聖観音立像(しょうかんのんりゅうぞう/国指定重要文化財)、蛇神とも呼ばれる独特の見た目の宇賀神(うがじん)など、希少な文化財が安置されており、御開帳時にのみご覧いただけます。今年もまもなく、御開帳となりますので、ご興味をお持ちの方はぜひ足を運んでいただければと思います。(秘仏は撮影不可で写真紹介ができませんので、ぜひ御開帳時にお訪ねください。)

なお、本山寺は東海自然歩道沿いにあり、周囲には樹齢100年を超えるとも思われる高木が多く見られます。

モミ、ツガの天然針葉樹林、アカガシ、ウラジロガシ、サカキ、ヤブツバキなどの常緑広葉樹林、イヌブサ、コハウチワカエデ、アカシデなどの落葉広葉樹林のほか、スギ、ヒノキ、松林、竹林が見られ、淀川北部の山地では随一ともいわれるほど、植物の種類が豊富です。

本山寺は、最寄りのバス停「神峰山口」から登山道を約40~50分(約6km)ほどの道を行くのですが、訪れる際は、まわりの木々にもご着目いただければ幸いです。

本山寺の山門。境内には、本堂のほかに開山堂や開成皇子の一石一字経塔があります。

なお、本山寺への登山途中には、高槻随一の紅葉の名所であり、本山寺とも関係の深い神峯山寺(かぶさんじ)を通ります。こちらも合わせてぜひご覧ください。

本山寺(ほんざんじ)

住所:高槻市大字原
電話番号:072-687-9921
アクセス:JR高槻駅北 1番のりば 53系統「原大橋」行き(約20分乗車)「神峰⼭⼝(かぶさんぐち)」下車 本山寺 ⼭⾨まで⼭道 徒歩約40分(約6km)
※JR高槻駅からのバス時刻表はこちらをご覧ください。
※寺院の900m手前に駐車場がありますが、開帳の日は混雑しますので、バス、徒歩でお訪ねください。

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