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高槻市指定無形民俗文化財「磐手杜神社の馬祭」が4年ぶりに開催されました。

新型コロナウイルスの流行で、数年間さまざまな恒例行事、イベントが見送られてきましたが、今年は再開の年。ここ高槻でも、去る5月5日(金)、安満(あま)地区にある磐手杜(いわてもり)神社の「神輿渡御神事(みこしとぎょしんじ)」、通称「馬祭(うままつり)」が4年ぶりに開催されました。

古来、農耕民族として生きてきた日本人には「春は豊作を願い種をまき、秋は実りに感謝して収穫する」、「自然の神々に五穀豊穣、健康、安全を祈る」という文化があり、儀礼やお祭りとして根付いていますが、この神事(しんじ)もそのひとつ。

磐手杜神社に祀られる神様を神輿(みこし)に乗せ、地域の御旅所(おたびどころ)を巡る、地域に根付いたお祭りです。(毎年5月5日に開催されています。)

このお祭りは、1685年(貞亭2年)までさかのぼることができるほど歴史があり、地元の人々に大切にされ、脈々と受け継がれてきたもの。祭礼では「乗り子(のりこ)」と呼ばれる稚児が馬に乗り、神輿とともに巡ることも特徴で、そのため「馬祭」と呼ばれ、地元の方々に親しまれています。

天候に恵まれたこの日、安満にゆかりのある70数名の男衆が参加し、子どもが乗る馬を先頭に、地域の道を練り歩き、またその巡行を地域の方々がのんびりと見物されている様子が見られました。

男衆たちの音頭、神輿が巡行する前に鳴る太鼓の音と掛け合う声、大きなお祭りでは感じられない、見物客との身近さ、懐かしさが感じられるものがあり、ローカル文化やお祭りに興味のある方にはオススメのお祭りだと思います。

なお、高槻市のYouTubeチャンネルでは、2021年3月、安満遺跡公園が全面開園する際に、近隣エリアを紹介しています。詳しく知りたい方は、こちらの動画もぜひご覧ください。

 

この神輿渡御神事(馬祭)は、高槻市の無形民俗文化財に指定されたお祭りですが、 高槻市には実はもう一つあり、それが毎年4月に開催されている原地区の「蛇祭り」になります。こちらも地域文化が感じられる行事となっていますので、ご興味のある方はぜひ下記記事もぜひ併せてご覧ください。

関連記事:春の風物詩、五穀豊穣を願う「八阪神社」の蛇祭りをご紹介します。
https://www.takatsuki-kankou.org/info/2314/

磐手杜神社(いわてもりじんじゃ)

住所:高槻市安満磐手町5-6
TEL:072-681-0220
アクセス:JR高槻駅南 6番のりば または、阪急高槻駅 6番のりば 32系統「上成合」または33系統「川久保」行き(乗車時間:約10~15分)「磐手校前」下車(徒歩約10分)
※高槻市営バスの時刻表(JR高槻駅南口阪急高槻市駅)をご確認ください。

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