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高槻・秋の散策コース②:心洗われる霊峰の道「原コース」をご紹介します。

高槻は駅周辺の商店街や飲食店のにぎわいから、自然スポットのあるイメージがない…という方もいらっしゃいますが、実は、高槻北部の山間部・原地区の東側には、かつて比叡山などと並び七高山のひとつに数えられた修験霊場があります。(JR高槻駅からバスで20分ほど走った場所にあります。)

山には今なお森厳な風景が残り、ふもとにはのどかな田園風景が広がります。こうした日本の原風景は訪れる人を心穏やかにしてくれますし、とりわけ、秋は紅葉を楽しめるスポットもあり、このエリアを歩いているだけで清々しい気分になります。今回は、そんな原地区の散策コースをご紹介します。

初秋の原地区。10月は稲穂が実り、刈り取られる時季です。

原コース (モデルコース)

所要時間:(市営バス利用の場合)約4時間半
歩行距離:約10km
Web:https://www.takatsuki-kankou.org/model-course/hara.html

八阪神社(やさかじんじゃ)

素盞嗚尊(スサノオノミコト)を祭神とする神社です。毎年4月初旬に行われる「蛇祭り」が有名で、ワラで作った直径約25cm、長さ約30mもの大縄を大蛇に見立てて村中を練り歩き、弓で射るという勇壮な祭礼として知られています。また、境内の一角にある花崗岩製の石槽(せきそう)があり、石風呂との説もあるこの石槽は大阪府の有形文化財に指定されています。

神峯山寺(かぶさんじ)

開天武元年(683年)に修験道の開祖・役小角(えんのおづの)が開山し、宝亀5年(774年)に開成皇子(かいじょうおうじ)が箕面の勝尾寺(かつおうじ)から入山して創建されたといわれています。最盛期には、僧房21棟が連なり寺領は1300石に及んだといい、仏教の聖地として比叡山や葛城山と並ぶ七高山のひとつに数えられていたほどの名刹です。また、紅葉の名所としても名高く、秋には市内外から多くの人が訪れています。
※拝観時間:9:00~16:00頃 / 環境保全費(紅葉の時期のみ):大人300円 / 駐車場有(約60台)
※WEBサイト:https://kabusan.or.jp/

本山寺(ほんざんじ)

神峯山寺と同じく役小角(えんのおづの)によって開かれ、開成皇子(かいじょうおうじ)が創建したとされる寺院です。高槻城主・永井氏や皇族などの崇敬を受け、5代将軍吉綱の生母桂昌院により大改修が加えられた歴史もある名刹です。本堂の毘沙門天立像と聖観音立像は国の重要文化財に、本堂東側の山腹にある宝篋印(ほうきょういん)塔は府の有形文化財、またキリシタン大名で知られる高山右近らの書状を含む本山寺文書は市の有形文化財に指定されるなど、貴重な遺産を多く残しています。
公開日:5月第2日曜日(宇賀神大祭)13:00~14:00 法要の後 / 11月第2日曜日(大般若転読)13:00~14:00 法要の後

番外編:牛地蔵(うしじぞう)

写真のマップの参考コース(赤ライン上)にはありませんが、神峰山口バス停にほど近い、神峯山寺(かぶさんじ)への参道入口には牛の姿をした地蔵が鎮座しています。その昔、若狭方面より峠を越え京街道を行き来し、日本海の海の幸、寒天などを運んできた荷役牛を祀るために、天保4年(1833年)に有志によって建てられました。現在でも、花などが常に供えられ大切に守られています。

 

これまで高槻市観光協会(たかつきマルマルナビ)では、今回ご紹介した原コース以外にも、西国街道コース城下町コースなど、市内各地域の散策コースをご案内しています。秋におすすめのコースは、原地区よりもさらに山林地域にある樫田コースや高槻市内を展望できる安満コース、また、大阪の景勝地・摂津峡のウォーキングコースがあります。またハイキングを楽しみたいという方にも10のハイキングコースをご案内していますので、思い思いに高槻の秋を満喫いただければ嬉しいです。

なお、高槻には地元をこよなく愛する人々が運営する「高槻ボランティアガイド」という組織があり、ガイドの話を聞きながら散策することもできます。歴史小話を聞きながらの散策は、またひと味違ったものになりますので、ご興味のある方はぜひご利用ください。

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